発達クリニックの小児科医が開発した「ひとこと日記帳」とは?
「日記が書けない」
「作文の宿題になると手が止まる」
そんな悩みを抱える子どもは、年々増えています。
特に、
- 日記が苦手
- 何を書けばいいか分からない
- 作文の書き出しができない
といった悩みは、未就学児〜小学校低学年の保護者から多く聞かれます。
そんな中、注目されているのが
**発達クリニックの小児科医が開発した「ひとこと日記帳」**です。
ひとこと日記帳を開発したのは発達専門の小児科医
この「ひとこと日記帳」を開発したのは、
虹の子どもクリニック院長・河野政樹先生。
虹の子どもクリニックは、
小児・思春期の発達障害や心のケアを専門とするクリニックです。
河野先生によると、
**作文や日記が苦手になる理由のひとつが「日本語の語順」**だそうです。
なぜ日本語は日記が書きにくいのか?
日本語は、
出来事を時系列で説明し、感情が最後にくる言語です。
たとえば運動会の日記の場合、
- 朝起きたこと
- 学校へ行ったこと
- 競技の内容
を順番に書き、
最後にようやく「楽しかったです」と気持ちを書く。
この構造が、
子どもにとっては非常にハードルが高いのです。
感情から書く「ひとこと日記」という新しい方法
ひとこと日記帳の最大の特徴は、
感情から先に書くという点です。
人の記憶を呼び起こすうえで最も重要なのは「感情」。
「楽しかった」「くやしかった」「うれしかった」
その感情を入り口にすることで、
出来事を自然に思い出せるようになります。
ノートに書かれた質問に
答えを書くだけで日記が完成するため、
作文や日記が苦手な子でも取り組みやすい設計です。
【体験談】6歳の息子がひとこと日記を使ってみた結果
実際に、私の6歳の息子も
この「ひとこと日記帳」を始めました。
日記を始めてからは、
毎日欠かさず書き続けています。
カラーペンで描くのが好きなようで、
日記帳の形式にこだわらず、
自由に表現させてみました。
最初は戸惑いながらも、
少ない語彙の中で一日を振り返ることで、
頭の中が整理されていく様子が見られました。
親子のコミュニケーションが増えた意外な効果
平日は仕事の関係で、
子どもとゆっくり話す時間がなかなか取れません。
しかし、ひとこと日記帳は
親子のコミュニケーションツールにもなりました。
保護者コメント欄に一言書くだけで、
子どもはそれを楽しみにしています。
一度だけ私がコメントを書き忘れたところ、
息子はとてもがっかりしていたようで、
後日、妻から私にLINEが届いたほどでした(笑)。
シールやコメントでモチベーションアップ
ひとこと日記帳では、
- 保護者や先生からのコメント
- シール
- ご褒美チケット
などを活用することで、
子どものやる気をさらに引き出せます。
毎日少しずつ、ひとことずつ。
その積み重ねが、
文章を書く力と自己表現力につながっていきます。
日記が苦手な子にこそ「ひとこと日記帳」を
作文や日記が苦手な理由は、
「やる気がないから」ではありません。
「何を書いていいか分からない」
「どう書き始めていいか分からない」
ただそれだけのことも多いのです。
ひとこと日記帳は、
そんな子どもたちの最初の一歩を
やさしく支えてくれるツールです。
これから描きおろされていく
子どもの日記(=作品)を、
楽しみに見守っていきたいと思います。

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